2006年02月05日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡り total 4805 count

白根記念 渋谷区郷土博物館・文学館/企画展 恵比寿の昔写真展

Written By: 川俣 晶連絡先

 都下の歴史資料館巡りは、中止することを決断しました。奥多摩や檜原村はあまりに遠すぎます。遠いだけでなく、バスの本数も少なく、接続がうまく行かないと過大な時間を浪費します。これは体力と時間の無い身には負担が過大すぎます。

 というわけで、すっぱり割り切って近場にちょっと出向いてみました。

 白根記念 渋谷区郷土博物館です。

 ここはかつて渋谷区立白根記念郷土文化館と呼ばれた場所で、ここには2002年11月17日に訪問しています。

 この時点では寄贈された個人宅に様々な展示を並べるという凄いことをやっていて、23区の歴史資料館巡りの中でも飛び抜けて特異な存在でした。

 それが建て直されたという情報は把握していたので、一度行ってみようと思っていました。

 現在は立派な建物に立て直されており、他区の施設に遜色ありません。

白根記念 渋谷区郷土博物館

企画展 恵比寿の昔写真展 §

 何も考えずに行ったところ、企画展 恵比寿の昔写真展をやっていました。

 こういうのは大好きなので、大ラッキー。

 昔の恵比寿駅やビール工場の写真などがあって楽しめました。

博物館展示 §

 これは非常に面白いです。

 エレベータで2Fに出ると目の前のスクリーンに自動的に映像が流れます。そこで、5つの謎が提示されます。その答えを展示を回って見つけよう……という趣旨です。

 たとえば、地下鉄の駅が3階にあるのは土地の起伏が大きいからだが、なぜ起伏ができたのか……といった問い掛けです。

 とても面白い趣向ですね。

文学館展示 §

 こちらの方は、渋谷区にゆかりのある文学者を軽く紹介する程度で、博物館展示ほどのインパクトはありません。また、世田谷文学館や、田端文士村記念館のような専門施設と比較すると、やはりインパクトが薄いと言わざるを得ません。

喫茶 §

 実はいちばん驚きなのは、1階に喫茶コーナーが存在し、そこにおねえさんが常駐していたことです。ほとんど客もないのに!

 そこで、200円のコーヒーを飲みました。

 おねえさんに、いつもこんなにガラガラなのかと聞いたらそうだと言っていました。それから、この建物が出来る前はどうなっているか知っているか?と質問したら説明してくれましたが、実際には知らないそうです。私は行ったことがあると説明してあげました。